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モデナの食卓 Da Stefano


硬派イタリア人ステファノの超シンプルレシピとモデナ+信州生活
by mimicarpi
mimiのプロフィ-ル
イタリア、モデナ近郊の田舎町カルピからイタリア人の夫ステファノと、息子のルイジを連れて日本へ移住してきました。現在、二つのアルプスに囲まれた南信州に中古住宅を購入、イタリア気分が楽しめる宿をはじめました。キッチン付き民泊Da Stefano。日本にいても家庭内はイタリア語、食事も毎食イタリアンです。

宿の予約はairbnbか下記のメールでどうぞ。
miwakokageko@gmail.com
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今年こそ、宿始めます!

2011年に日本に移住してきて、共働き、車1台でがんばって、
2014年夏に中古(農家)(ボロ)住宅を購入しました。

間取りも外観も好きではないけれど、
とにかく景観がよく、中央アルプスも南アルプスもよく見えるのと、
私の職場に7キロ、ステファノの職場に1キロの立地条件が気に入りました。
(安かったし)

2014年12月までに、天井の穴をふさいだり、汚い壁紙を張り替えたり、
暗い古い鉄製の照明をとりかえたり、割れた窓ガラスをとりかえたり、
空き家だった時に凍結して割れてしまった家中の蛇口をつけなおしたりして、
2015年からなんとか修理した1階の1部屋に住み始めました。

そしてステファノが一番気に入っていた2階の20畳のリビングダイニングは
キッチンもIKEAでイタリアの家と同じように4つ口コンロと大きなオーブンを入れ、
二重断熱の壁にして、床も壁も張り替えて、1年近くかけてリフォームしました。

2階のリビングと2階の子供部屋、主寝室に移り住んだのが2016年。
薪ストーブが主な暖房であるこの家のために庭に薪小屋をつくったり、
味噌蔵として設計されていた部屋をトマトソースや野菜のオイル漬けの倉庫にしたり
コツコツ自宅を作り続けています。(ステファノが)

で、今年の私の目標はというと

今年こそ、1階のリビングダイニング(15畳)の内装を少しおしゃれにして
念願の宿をはじめてみたい!

仏壇置き場をクローゼットにして、押し入れをテレビの入る収納にして、
勝手口を専用入口にし、その横の味噌蔵をシュークロゼットにすれば
専用キッチン付きでお客様を迎える部屋ができあがるんです。
1階にはほかに使っていない和室が3つあるけれど、そちらは後にして、とりあえず1部屋仕上げる!
宿のコンセプトもターゲットもあるんだけど、長くなるので、それはまた今度書きたいと思いますが、
とにかく自分に言い聞かせるためにも久々にブログを更新してみました。
がんばるぞ!
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# by mimicarpi | 2017-01-25 09:42 | 宿開業まで

プール参観

すっかり更新をサボってしまっているこのブログ、、
夏のリゾートホテルは本当に忙しくて、12時間立ちっぱなしのしゃべり続けな状況が続き、しかもお休みも月6日のみだったのでブログを更新する気力など全くなく、、、
本当にこの仕事を続けられるだろうか?などと悩みながらも、なんとか一番忙しい時期は越したので、久々にPCに向かう時間がとれました。

この夏、私がしたことといえば、少ない休み中行ってきたルイジの保育園のプール参観くらいのもの。
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これ、公立保育園のプールなんです!!
駒ケ根市の公立保育園にはすべてプールがあるそうで、本当に環境は東京とは大違い。私の行ってた幼稚園はプールなかったし、水遊びしてもビニールプール程度だったし、、
ここの保育園では基本的に天気がよければ毎日プールに入るし、そのほかに泥遊び(これは洗濯がすごく大変)などもあり、本当に楽しそう。
プール参観の終わった後には給食参観もあり、こちらも見学してきました。
プール参観_d0140003_6193362.jpg

今年4歳になるルイジ。着替えもトイレも食事も一人でできるようになり、本当に育児はラクになった。そのかわり、おもちゃやお菓子がほしい時のしつこさなどは小さい頃にはない激しさで、結構疲れる、、
保育園は本当にアクティビティがいっぱいで、9月にはすでにりんご狩り、遠足と2度、バスで出かけさせてもらい、乗り物好きのルイジは満足な様子。
イタリアの保育園に行かせてみたかったとも思うけれど、駒ヶ根の保育園にも十分満足してます。
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# by mimicarpi | 2012-09-09 06:31 | 出産、育児

イタリアの地震のこと

日本ではそれほど話題になっていないけれど、実はモデナ近郊で大きな地震が頻発している。
始めは5月20日。ネットのニュースでそれを知ったステファノはすぐに親戚や友人に連絡をとった。
その時点では震源地から2キロほどのところに住む従姉の家族と叔母の家族が、家が壊れてテント生活をしているという話で、気の毒には思ったけれど、ステファノの家のあるカルピにはそれほど被害はないようだった。

そしてその後の29日の余震。また、近くで余震があった、心配だ、とメールや電話をするも、、近所の友人や親戚にも全然電話が通じない。2,3日過ぎてやっと何人かと連絡がとれたが、カルピの自宅付近は相当被害が出ているようだった。

まず、ステファノの長屋(築200年くらい)は屋根に被害があり、消防の安全確認ができるまで立ち入り禁止。
このため、7世帯あったご近所はほとんどが、公園のテントに移る。(1家族だけ畑にテントを張ってそこで暮らしているらしい)
余震が続いているので、ほとんどの企業もお休み。我が家の管理をしてくれていた友人はテントに行きたくなくて、自宅の敷地の車で生活中。彼女はカルピの某有名服飾メーカーで働いているが、やはり工場にもかなり被害があり、2週間はお休みになったらしい。そして、ご両親はスイスの親戚のところへ避難させてしまった。

震源から程近いマントヴァ、モデナ、フェッラーラの州境近くに点在するステファノの親戚たちは幸い全員無事だけど、4家族ほどテント生活中。しかもミランドラに勤めていた従兄は自宅も会社もほぼ全壊らしい。家も会社も失うって、本当に気の毒だ。

私たちは幸い、日本に来ていたから、テント生活は免れたし、職も失わずにすんだけれど、ステファノのカルピの友人たちも週2回だけ4時間勤務とか相当仕事を減らされているらしい。
もともと景気の悪かったヨーロッパだけど、この先どうなってしまうのだろうか?
結婚したとき160円だったユーロ、もう100円切ってるし、、

ステファノは家の被害状況がわかったら、自分で帰って屋根の修理をする気のようだが、仕事もそんなに休めないだろうし、誰かにお願いして修理をしてもらったほうが航空券の金額を考えるといいような気もする。
でも自分の家がどうなったのか見たいだろうし、止められないけれど、、
家の修理代とか一時帰国代とかその間の私の仕事のこととか考えると本当に頭が痛い。
そんなことを言うなんて、被害者の方の苦しみを思えば不謹慎なんだけど。
どうか、一日も早く、地震がおさまりますように。

悩みも多いけれど、休みの日は釣りでリラックス。
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ルイジに川釣りはまだ早いので釣堀です。
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# by mimicarpi | 2012-06-05 14:22 | イタリア生活

駒ヶ根周辺の国際結婚カップル

引っ越して1年ちょっと。完全に共働きでがんばっているため、あまり活動範囲は広がっていないし、友達も飛躍的には増えないし、保育園のママ友達もなかなかできない(ステファノが送り迎えだもんね)けれど、それなりに情報は入ってきて、知り合いも少しずつできてきた。

まず、知り合ったのは中川村に住む日伊カップル。庭にピザ小屋があるのがなんともイタリア人らしい。主人は初めて言葉の通じる人に会い、とてもうれしそうで、しょっちゅう電話で連絡をとりあっているし、あちらには子どもが4人いるので、ルイジもよく遊んでもらっている。
それから私の会社にはなんとガーナとの国際カップルがいる。こちらも子どもがいるので、ルイジは遊んでもらって、その隙に私は彼女とおしゃべりできるので、楽しくおつきあいさせてもらっている。

りんご農家をしているイギリスと日本のカップルにも引っ越してすぐ知りあい、色々情報を頂いた。

そして、昨日はなんとインド人と日本人のカップルに会ってきた。こちらのインド人はアーユルヴェーダのサロンをしているのだ。ご主人はなんちゃってアーユルヴェーダではなく、本場インドでケララマッサージヤアーユルヴェーダを習得していて、(修了証みたいなのがかざってあった)以前はデリーでサロンをしていたこともあるそうだし、東京から移住してきたばかり、震災後一時避難をしていたなど共通点も多くマッサージを受けに行って、話が盛り上がってしまった。
で、肝心のマッサージだが、すごくいい。リラックスしすぎてキケンなくらいだ。
しかも価格はものすごく良心的。台湾ですご腕マッサージ師ブルース(最近じゃ有名になってテレビに出てた)のところに通っていた頃を思い出した。

その他、会ったことはないが、ステファノのイタリア料理講座に参加してくれた中にはチベット人と結婚しているという人までいた。

田舎とあなどっていたけど、おそるべし。チベット人なんて滅多にお目にかかれなくない?

国際結婚でなくても各地から移住してきた人には面白い人たちが多い。主人の職場であるキッチンガーデン田切の近くにはなんとイタリア人の僧侶?のような人が住んでいて、いつも全身オレンジの服を着ている。なんでもヨガの先生であり、NPOで奉仕活動をしているそうなのだが、初めて話を聞いた時にはかなりあやしいと思った。
その家の前を通るとオレンジのサリーを身にまとった女性が掃除をしていたりして、本当に不思議な空間だ。(普通の農村の古民家にオレンジのインド服の人たちだもんね)

その他山奥にひっそり一人で住んでいる元フランス外国人部隊のヨーロッパ人(国籍不明)の存在もウワサに聞いている。何かの任務だろうか??

新しい土地で新しい人との出会いは何にせよ楽しいものだ。
私たちもがんばらないと、と刺激をうける。
# by mimicarpi | 2012-05-11 11:22 | 日本移住

日本生活1年を振り返って

日本に来たのは去年の春だった。

1月からの移住計画が、震災の影響で一度イタリアへ避難したり、そのため、就職を決めていた農家さんとのお話を一度白紙に戻したり、ただでさえ、少ない移住資金をイタリアとの往復でさらに使ってしまい、もう移住なんてあきらめたほうがいいのかも、とも何度も思った。

私はとりあえず1年フルタイムで働いてみたが、ホテルの仕事は同僚も良い人たちで、何とかやってこれた。(こちらももちろん大変なことは沢山あったけど)
小さなリゾートホテルではあるけれど、たまにはイタリア人や中国人が来て、語学を活かせるチャンスもあるし、フルタイム勤務は大変だけど、今では家事はほとんどステファノがしているので、(というか、お互い休みの日はその人が家事担当。それ以外は一緒にする感じ)なんとかなっている。

ステファノは大きな農業法人でバイトを週3回からはじめたが、夏以降はほとんど平日毎日働かせてもらえるようになり、収入も安定してきた。
去年は一年目で、その会社の人手が必要なところでの仕事、(お米やお蕎麦、ネギ、ペペロンチーノの収穫、農具の修理、薪割り、肥料作りなど?)もうなんでもやっていた。
彼なりに学ぶところは多かったらしいし、社長さんもステファノにとてもよくしてくれていて、夢へ向かって大きく前進しているようだ。
今年は直売所の近くにあるハウス内にイタリアのトマト作り、露地のペペロンチーノの増産、イタリア野菜とハーブ畑をまかせてもらえるらしく、将来は自分でイタリア野菜をつくりたいステファノにはピッタリの仕事だと思う。

ちなみにこの農業法人さんの企画で、ステファノはイタリアの家庭料理講座を2回ほどした。
今月、もう一度やるようで、これも収入的にも彼のモチベーション的にも結構良いものなので、本当にありがたいと思う。
ステファノの夢である農家+ホテル経営の夢については、農業については順調にすすんでいると思う。
農家だけでは食べていけそうにないから、しようと言っていたホテル計画については、遠い道のりだ。今はとにかく家探し中。

月4万円で家、蔵、竹林、棚田つきの家があって、ステファノはそこが一番気に入っているようだが、私は職場まで車で30分近くかかることと、家の前の道が小型自動車しか通れない幅で、(うちのオンボロファンカーゴでギリギリな感じ)雪とかが降ったら通勤できなさそうなのが怖くてあまり乗り気ではない。しかも地すべり警戒区域だし。(田舎の傾斜地はみんなそうみたいだけど)
たとえそういう家を借りても、お風呂とかトイレは手を入れないと人を泊めるのは難しそうだと思うし、まあ、色々考えるところはある。

まあ、ステファノが気に入る家がみつかったら

1 農家民宿(イタリア野菜が買える田舎のベッド&ブレックファースト)
2 1日一組限定の完全予約制農家レストラン(僻地なので希望すれば格安で泊まれる)
3 農家のカフェ

のどれかができたら、という感じで話している。
あくまで副業的にするので営業時間が長いカフェは厳しいね、というのが私たちの考え。
私も当分今の仕事を続けたいしね。
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ルイジはすっかり日本人!節分で鬼のお面つくりました。後ろで鬼を演じるステファノ。お面よりコワイ、、、
# by mimicarpi | 2012-03-11 07:40 | 日本移住


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