モデナの食卓 Da Stefano |
mimiのプロフィ-ル
イタリア、モデナ近郊の田舎町カルピからイタリア人の夫ステファノと、息子のルイジを連れて日本へ移住してきました。現在、二つのアルプスに囲まれた南信州に中古住宅を購入、イタリア気分が楽しめる宿をはじめました。キッチン付き民泊Da Stefano。日本にいても家庭内はイタリア語、食事も毎食イタリアンです。
宿の予約はairbnbか下記のメールでどうぞ。 miwakokageko@gmail.com カテゴリ
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先週のアメリカから始まった世界的株安による不安や影響が日本ではかなり深刻に報道されている。設置したロケーションフリーで日本のニュースや特集番組を見るたびに暗澹たる気持ちになって、手持ちの株とか投信は全部売って金庫に現金入れておいたほうがいいのでは?という気持ちにすらなる。
イタリアのニュ-スでももちろんその深刻な数値については報道があるし、各国首脳がどう発表した、とか政府の対応はわかる。しかし日本のニュ-ス番組の「今日の特集」のようにこの株安と通貨の変化で家計にどう響くか、年末や3月の決算期に潰れる会社が出るのでは?などど非常に説得力のある身近な報道はしてくれないので、私のまわりのイタリア人はみなのん気なものだ。 ステファノもそんなイタリア人の一人で、先週の給料日「株買ってきたぞ-」と大喜び。「これだけ安い時期に買えば5年以内に上がるだろう」と思って楽しみにしているようだ。 しかし土曜日にステファノの仲良しグル-プ20人ほどの食事会に参加したが、すでに勤め先の工場から「4時間しか働かなくていい」と言い渡された人、しばらく自宅待機を言い渡された人が数名いた。たった1週間でもう従業員にそんな仕打ち?ひどい。イタリア企業。 日本だったらいきなり減俸され、仕事時間を短くされたら「もう潰れるんじゃ」とパニックになりそうだが、彼らは至って冷静?というか明るい。 食事会だって一人25ユ-ロ、カップルで参加すれば50ユ-ロなんだから、決して安いものではないのだが、、。アペリティボからしっかり参加していた。 さすがのステファノもこの食事会のあと「ウチの会社も大丈夫かなあ?」と少し不安な様子を見せていた。だから、上司に会うたびに「給料上げろ、じゃなきゃ辞めるぞ」って言っている場合じゃないって言ってるのに!!(先週も2回交渉しに行って誤魔化されているらしい) いつも思うのだが、日本人は「最悪の事態」を想定してものすごく不安に陥る民族だ。世界的に見てもかなり悲観的な民族だと思う。 イタリア人は「労働時間削減」や「自宅待機」という最悪一歩前の状態になっても非常に楽観的。 ちょっと会社の経営状態を心配したステファノが言った言葉は「もっと田舎に引っ越せば鶏とかウサギで食べていけるけど、家の畑じゃ満足に食べられないからなあ、、、」 いきなり自給自足を考えるあたり、東京生まれの私からは考えられない。 まあ心配していても仕方がないので、私もイタリア的楽天家になって、昨日は初秋のマントヴァボート遊びに行ってきた。 無精ヒゲでニヤリ、、ステファノは釣りを楽しみ、私は昼寝、、。 まあなんと言うか都会と違って農地の多いこのあたりでは飢え死にとかはないんだろうなあ。魚釣って食べ、畑の野菜を食べ、鶏から卵を食べ、、あとは小麦粉と米があれば暮らしていける。冬は結構厳しそうだけど、みんな食料結構ストックしているし。(瓶詰めとかにする量は半端じゃない) ブログランキング参加中。クリックよろしくお願いします。→ 人気ブログランキングへ
by mimicarpi
| 2008-10-13 15:39
| イタリア生活
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