モデナの食卓


硬派イタリア人ステファノの超シンプルレシピとモデナ+信州生活
by mimicarpi
mimiのプロフィ-ル
イタリア、モデナ近郊の田舎町カルピからイタリア人の夫ステファノと、息子のルイジを連れて日本へ移住してきました。現在、二つのアルプスに囲まれた南信州に中古住宅を購入、イタリア気分が楽しめる宿を作ろうと改装中。日本にいても家庭内はイタリア語、食事も毎食イタリアンです。

モデナのロマニカで勉強しました。留学やイタリア生活に質問などありましたら、お気軽にメ-ル下さい。
mimicarpi@excite.co.jp
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コーン モデナ

チベーノという隣町にある私の大好きなジェラテリアでコーンのジェラートを食べると、そのコーンには「モデナ」と書かれていることが気になった。
何気なくお店の人に「モデナで作ってるの?」と聞くと、「いやコーンモデナはナポリで作ってるんだよ」とのこと。
なんでも昔はモデナで作っていたけれど、コスト削減のために工場はナポリに移し、オフィスだけはモデナに残しているらしい。
まあ、どこで作っているにせよ、この「モデナ」はかなり美味しいと思う。
日本でアイスクリームを食べると、よく湿気ったコーンにあたってイライラするが、この「モデナ」でそういうことは一度もない。
このジェラテリアが結構人気店だからだろうか?
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ちなみに写真はピスタチオとビスケット味。
パンナコッタとイチゴも大好きな組み合わせだけど、これも捨てがたい、、

先週はなんだか色々翻訳の話が来てちっともゆっくりできなかった。
いつも来る翻訳の依頼はファッション関係ばかりなのに、なぜか食品関係やヴェネツィア映画祭のものまで、、
私はイタリア語がたいしてできないから辞書必須のうえに日本語にうるさいから原文の雰囲気を忠実に残すか、美しい文章に変えるかいつも必要以上に悩んでしまって異常に時間をかけてしまう。
そんな時の気分転換にジェラートは最適?だ。

翻訳の技術とか学んでおけばよかった。

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by mimicarpi | 2009-09-11 06:33 | ドルチェ

カフェコンチェルト

モデナに住んでいる人ならおそらく誰もが知っているであろうピアッツァグランデにあるバール、カフェコンチェルト。お昼時になると広い店内の半分近くがブッフェ席として仕切られる。

カルピから一番近い都会はモデナなので、モデナへはよく遊びに行くけれど、チェントロにあるお気に入りのレストランはみんな席がせまかったり、2階だったり、トイレが狭い和式だったりして出産後しばらくは行けないだろうな、と思うところばかり。
出産後のことを考えると、ベビーカーで入れるトイレ併設のレストランはないものか?と思っていて、ふと気付いたのがこのすごく広いカフェコンチェルト。カフェだから気取ってないし、子供が泣いても平気そうだし、トイレもそこそこ広いし、ブッフェとはいえ一応ランチもできる。
(主婦の楽しみはやはりお友達とのランチなのだ)
そんな訳で本日はカフェコンチェルトのブッフェに行ってきた。
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アンティパストとして野菜のグリルやサラダ類、ロ-ストビ-フなどが10種類くらいは出ていたと思う。
それに生ハム、サラミ、モルタデッラの盛り合わせにニョッコフリット。
温野菜にパシャメルをかけて焼いたグラタン風のものもあった。
それに日替わりのポタ-ジュス-プ、パスタ2種、肉料理2種(本日はコテキーノとサルシッチャだった)があり、デザ-トはパンナコッタ、プリン、ティラミスなど6種類とマチェドニア(フル-ツポンチ)、それに焼き菓子数種が用意されている。
これに水とコ-ヒーがセットになっていて平日は一人15ユ-ロ。

はっきり言って味はそこそこだけど、アンティパストでかなりの種類の野菜が食べられて、コ-ヒ-とドルチェまでついて、しかも長居しても肩身がせまくならないので、主婦のおしゃべりランチにはもってこいの場所だ。
それに「ブッフェ」っていうのがなんか都会的な感じだし。
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今日は英語の話せるカメリエーレが何度もやってきて、日本語の接客用語を質問しては、同僚たちに「日本語でグラッツェはこう言うんだぜ-」とか自慢していた。微笑ましい。
イタリアの接客業ってなんかマイペ-スで楽しそうだと思う。

「出産したら外出できないだろう」というのを言い訳に連日外食しているが、先月ほどは体重が増えない。食欲は異常なほどあるんだけど、、。
出産したら痩せられるのだろうか?それが心配だ。
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by mimicarpi | 2008-11-27 00:05 | レストラン紹介

アンナちゃんとイタリア人の育児事情

昨日は以前通っていたモデナのイタリア語学校、ロマニカの先生スザンナ(現在育児休暇中)の家へ遊びに行ってきた。
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ヨ-グルトを食べてご機嫌のアンナちゃん。かわいい、、そして髪の毛が少ない、、
「髪の毛少ないね-」と話していたら、「生まれたときはもっと髪も多く、色も黒かったのよ。」とスザンナ。確かに6月くらいに遊びにいったときは髪の色が黒く、「パパ似だね」という話をした覚えが、、。今はスザンナと同じような髪の色だ。
イタリア人って子供の頃と大人になってから髪の毛の色が違う人が多いらしい。ステファノも子供の頃はかなり金髪っぽかったらしいけど、今はこげ茶だし、、
IDカ-ドに髪の色とか目の色記入するけど、あれも変わるのだろうか?ちょっと疑問。というか何歳からIDカ-ドを作るのかな?身長も記入したってことは子供は作らないんだろうなあ。(日本にはIDがないからイメ-ジできない)

スザンナのお家の近くのジェラート屋さんでマスカルポ-ネのセミフレッドを手土産に購入。お茶をしながらどこの病院が出産にいいらしいとか、どのメ-カーーのベビーカーが評判がいいとか出産、育児話を聞きながら楽しく過ごした。
私が出産を考えているカルピの病院は評判がいいらしく、最近出産したロマニカのもう一人の先生、アンナはモデナ市在住だけどわざわざカルピの病院で出産したとか。そういう話を聞くと少し安心できる。何より近いし。
私がベビーカーやベビー服、様々なベビー用品を購入しているけれど、すごく高い、という話をすると、彼女はベビーカーのみ購入し、ナビチェッラとセッジョリ-ノは子供が2歳以上になった友人から借りたという。イタリアのペグペレゴというメジャーなメ-カーのものだから2年前のモデルの付属品を去年購入したベビーカーに取り付け可能らしい。
またベビーチェアや子供服もお友達から借りたりもらったものが多く、新たに購入したのはベビーカー250ユ-ロ程度だったとのこと。

イタリアではベビー用品レンタルがないかわりにこうやって友人同士の物の貸し借りが非常に盛ん。膝を手術したときに購入したステファノの杖と膝用ギブス?も12月に膝手術をする彼の友人の家に貸してあるし。
しかしステファノの同世代の友人はみんな10年以上前に出産しているので、さすがに貸してもらえるものが少ない。46才ではじめての息子って確かに遅いもんなあ。

その点スザンナはまだ30才くらいなので、最近結婚して出産した友達が結構いたようだ。そのためベビー用品購入にはそれほどお金をかけなくて済んだ様子。ただ、今月末から仕事に復帰するが、1歳未満の子供を受け入れてくれる保育園がなかったため、ベビーシッターを雇ったらしい。シッタ-時給が7ユ-ロ。はっきりいって自分の税引き後の時給とあまり変わらない、とこぼしていた。

保育園代やベビーシッター代を考えるとイタリアで働くお母さんも大変なようだ。
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by mimicarpi | 2008-10-02 15:55 | 妊娠

モデナのチェントロでニョッコフリットを食べるには

以前、モデナのイタリア語学校、ロマニカに通っていた時、クラスメイトたちと「ウワサによく聞くモデナの名物料理、ニョッコフリットはどこで食べられるか?」という話になり、結構悩んだ。
ニョッコフリットとは薄い揚げパンのようなものにモデナ名物の生ハムやサラミなどを挟んで食べる料理。これは、日本人にかなりウケる。今まで食べに連れて行った友人たちはみんなファンになっていた。

学生たちで話し合ったところ、ホ-ムステイしている学生は家で食べたりしていたし、私はステファノ行きつけの超辺鄙な(カルピから車で20分程度の畑の中)トラットリアでしか食べたことがなかった。
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これがステファノ行きつけの店のニョッコフリット。

バ-ルなどにあるニョッコは冷めてて美味しくないし、有名トラットリアではあまりメニュ-にない。
先生に聞くと、「ニョッコやティジェッレは山で食べるのよ-」という車のない留学生には難しいアドバイス。

そんな中でやっと見つけたのが、il fantinoというエミリア街道の郵便局近くのトラットリア。このお店は当時クラスメイトだった食いしん坊の日本人留学生に教えてもらったのだけれど、なかなか面白い料理を出すし、味も良い。ただ、夜は予約なしにはほとんど入れない。

昼は大概4,5組しかお客もいなくて、カメリエ-レは気さくで親切。友人と食事するときはアンティパストにニョッコフリットを1人前頼み、プリモかセコンドのみを食べればお腹いっぱいになる。車がない日本人観光客がちょっとモデナのチェントロでニョッコフリットとともにランチを、という時にはなかなかお勧めのレストランだ。
ミョッコフリットは小ぶりで上品。最高とまでは言えないけれど、チェントロで食べたものの中では満足できる味だった。

先日、久々にこのレストランへ行ったが、生肉禁止中の私はニョッコフリットをあきらめ、プリモに「カボチャとサルシッチャのニョッキ」を頼んでみた。
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サルシッチャの塩気とカボチャのほんのりとした甘みが意外とおいしい組み合わせで、それなりに満足。今度真似してみようかな-。

モデナのチェントロでニョッコやティジェッレが食べたい時、エルメスやアルディ-ナなどの超伝統的メニュ-以外の少し変わった料理が食べたい時にここはオススメです。

trattoria il fantino
via Donzi,7 41100 Modena
Tel 39 059 223 646
定休日 月曜日、日曜ディナ-

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by mimicarpi | 2008-05-22 23:43 | レストラン紹介

さよならカルラ

昨日はモデナのイタリア語学校、ロマニカで一緒に勉強していた中国人Dさんが久々にロ-マから戻ったので、ランチの約束をし、モデナの中華料理店へ行った。
このレストランはDさんがウエイトレスをしていたお店で、餃子もちゃんと手作り。冷凍餃子のように農薬の危険もない。麺類は乾燥麺だし、たいした味ではないが、中華丼がけっこう熱々で好きだ。ここはイタリアの中華料理店の中では美味しい方だと思う。
久々に会ったDさんから、また色々強烈な中国人話を聞いたけれど、彼女は基本的にロ-マの生活を楽しんでいて、髪型なども少し垢抜けた(というかイタリアっぽくなった)。
しかし彼女が真っ赤な「one world one china」のTシャツを着ていたのに目が釘付け。
突っ込むとケンカになりそうだから黙っていたけど、彼女も洗脳されてるのかなあ。

Dさんとロマニカの話を色々し、お世話になった先生に会いに行こう、と久々に学校へ向かった。
校長のエリザベッタやプライベ-トレッスンをしていたエレナと話していると、「実は今日は受付のカルラの最後の出勤日で、彼女はイギリスへ帰ることになった」という話を聞いてビックリ!カルラは両親がイギリス人とイタリア人で英語とイタリア語ができ、ロマニカの秘書として、とってもがんばって働いていたのだ。

彼女の勤務時間後に彼女のためにパ-ティ-を用意しているから、来るようにと誘われ、急遽参加することにした。
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パ-ティの様子はこんな感じ。
カルラはイタリア人の彼氏を連れてイギリスへ帰ることにしたらしい。
長い間、いつも笑顔でお仕事、お疲れ様。
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左がカルラ。右は教師のエレナ。彼氏はイレズミを入れる仕事をしている。彼女も全身にタトゥーが入っていて、「日本でプ-ルに行けないよ」と日本人学生にいつも言われていた。

カルラは退職し、スザンナとアンナ(教師)は産休中。
エリザベッタとオリアナはいつも大忙しのようだ。

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by mimicarpi | 2008-05-18 01:07 | ロマニカ

スザンナの赤ちゃんとベビーシッターの仕事

昨日はモデナのイタリア語学校、ロマニカで会話の授業を担当してくれていた教師、スザンナのお家へお邪魔することになっていた。
スザンナはただいま育休中。去年12月に出産して今年8月まで休むと言っていたが、産休あわせると1年休むんじゃないかな?
日本でこれだけ休むのは難しいだろうと思う。

スザンナは老けて見える人が多いイタリア人の中ではとても若く見えるかわいい先生で、新婚旅行では日本へ行った親日家。
緑茶もせんべいも大好きらしい。
キッチンの入り口には暖簾があったし、、。

昨日はお天気もよかったのでモデナ在住のお友達とパルマ在住のお友達とバ-ルの野外席で軽くパスタを食べ、3時過ぎからスザンナのお家に向かった。
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これがスザンナの娘、アンナちゃん。ご主人は南の出身だということは聞いていたが、スザンナより濃い髪や目の色はご主人似?それに相当毛深かった、、。
「私も妊娠したかも-」という話をしていたら、「保育園の空きが少なく、入れない可能性が高いから入れなかったらベビ-シッタ-しない?」と誘われた。
もし妊娠していて、自分の子供が生まれるなら、どうせ働きに出れないし、知り合いの子供を預かってベビ-シッタ-するのもいいバイトかも?
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by mimicarpi | 2008-04-17 15:37 | ロマニカ

トラットリア エルメス

先週の金曜日はモデナ在住のお友達とランチを楽しんできました。
モデナのチェントロにはいくつか私のお気に入りのお店があるけれど、今回はその中の一つ、「エルメス」というレストランで食事しました。
「エルメス」は店主である強烈なおじさんの名前。
一歩店に足を踏み入れると、、そこにはイタリア語ではなくモデネ-ゼ(モデナ弁)スピ-カ-中心の世界、リアルモデナを見ることができます。

エルメスではお客さんは「ビンビ」(直訳すると赤ちゃんたち)と呼ばれます。
そして店主のエルメスはボディタッチが激しく、注文をとるのに女性客の膝に手を置きながら注文をとり、連れの男友達(カップルでなく若いグル-プなど)に「君はこんなことしちゃいけない」と言ったりします。
でもこの膝に手っていうのはおそらく、狭い店内でかがんで注文をとる時、大きすぎるお腹をささえるのがつらいからする動作だとは思います。
セクハラっぽくはありません。彼の名誉のために付け加えておきます。

さらに「これとっても美味しい」と褒めたり、彼が良いと思っているメニュ-をオ-ダ-すると感激のあまりキスしてきたりします。(もちろん挨拶のキスです)

店内はいつもいっぱいなので、少人数で行くと必ず相席になります。そして相席の人と一緒に「それ、美味しい?」などと会話をかわしながら食べます。

メニュ-はありません。まず飲み物をオ-ダ-します。ランブルスコか白ワインかミネラルウォ-タ-。それからプリモは3種類、セコンドも3種類、コントルノも3,4種類、フル-ツがあり、エルメスが聞きにきたら、どれを食べたいか順に頼んでいきます。
料理名がわからないと、エルメスが他のお客さんのお皿を強引にさらってきて、見せてくれるので、イタリア語に自信がなくても安心です。
料理もモデナ料理、ワインもモデナ産です。白もモデナ産だったのでちょっとびっくりしました。
お会計は一人15ユ-ロ。ワインを飲んでも飲まなくても15ユ-ロ。わかりやすいです。

そしてこのエルメス、夜は営業していません。昼のみの営業。しかも予約したくても電話がありません。恐るべし、食堂エルメス。
今回いったときは、モデナのカ-ニバルになくてはならないこの3人組がこの格好で食べていました。
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この3人はエミリア地方の伝統的な農民の仮装をして、毎年カ-ニバルのパレ-ドに参加し、モデナのチェントロ、ドゥ-モ前の広場、ピアッツアグランデで政治批判を中心に話をするモデナの有名人だそうです。狭い店内、彼らが入ってきたら、沸いてました。

ちなみにこの日のセコンドには、前から気になっていた、「ロバのポレンタ」があったので、オ-ダ-してみました。
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美味しかったです。エルメスは有名高級レストランのような洗練された味ではありませんが、素朴な家庭料理が楽しめて、値段と雰囲気を考えると本当にバランスがとれた良いレストランです。プリモで頼んだリコッタチ-ズのトルッテロ-ニも素朴ながらとても美味しかったし。
モデナで気軽に食べられる本物のモデナ料理と本物のモデナ人に出会いたい場合は、エルメスをオススメします。
Trattoria Ermes
Via Ganacert 89/91 Modena

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by mimicarpi | 2008-02-04 17:31 | レストラン紹介

パルミジャーノレッジャーノ

我が家の食卓に欠かせない食材の一つ、パルミジャーノレッジャーノ。
モデナ、レッジョエミリア、パルマを中心に、ポ-川以南で作られるハ-ドタイプ、長期熟成のチ-ズだ。
熟成期間は最低1年、最高4年。熟成期間が終了すると、チ-ズ検査師がやってきて、チ-ズをチェック。そのチェックに合格したもののみ、外皮の部分に合格印を押され、「パルミジャ-ノレッジャ-ノ」の名を冠することができる。

我が家ではいつもパルミジャ-ノを1キロ買いする。一番よく食べるのはステファノの働く工場と同じ町にあるBioのパルミジャ-ノ生産業者のもの。ロマニカの課外活動でも一度見学に行ったのだが、近郊の6箇所の牧場から、それぞれ無農薬の牧草で育った牛のミルクを買い入れ、それぞれの牧場ごと、混ぜずにチ-ズを作るそうだ。そうすることによって、どこかの牧場のミルクに問題があった場合はその牧場のミルクで作ったパルミジャ-ノのみを処分すればいいから、と。なるほど。
しかも冬の少ない牧草を食べた牛のミルクからは美味しいパルミジャ-ノレッジャ-ノはできないので、冬はパルミジャ-ノを生産できないのだとか。
季節による牛のコンディションもチ-ズ作りに深く関係してくるなんて、奥が深いなあ。

我が家ではいつも24ヶ月ものか36ヶ月ものを購入。ステファノは36ヶ月が好きみたいだけれど、36ヶ月は製造所でも売り切れのことも多いので、そんなときは24ヶ月ものを購入する。
パルミジャ-ノレッジャ-ノは古くなるほど、味わいも深く、硬さも硬くなる。12ヶ月のものはやわらかすぎて、削るのは難しいし、香りも味わいもやっぱり36ヶ月には遠く及ばない。
我が家では夕食の支度を始めるとき、空腹だと、パルミジャ-ノをちょっと切ってパクリ。
お客様が来たときは36ヶ月のパルミジャ-ノに12年のアチェ-トバルサミコトラディツィオナ-レをたらしてハム類と一緒にアンティパストに。
パスタ類に削りかけたり、リゾットにも。
まさしくなくてはならない万能食材だ。
ところで、日本では「パルメザンチ-ズ」と言われる粉末チ-ズを魚介のパスタにかけて食べる人も多いだろう。
だがイタリアでパルミジャ-ノを魚介類と食べることはご法度だ。
何人もの日本人の友人がイタリアのレストランでスパゲッティボンゴレにパルミジャ-ノをかけようとしてとめられている。ステファノ曰く、「合わない組み合わせ」らしい。食べたこともないらしいのに。

ステファノは山にドライブにでかけたとき、パルミジャ-ノレッジャ-ノの看板を見かけると、絶対にその生産農家に買いに行く。我が家でよく買う生産業者のものは平地のものだけれど、山の牛はエサも良く、暑さも厳しくなく、優しい味がするそうだ。
そんな訳で先日もいつものチ-ズが1キロあるのに、山の上の農家でさらに1キロのパルミジャ-ノレッジャ-ノを購入した。
確かに塩分がきつくなくて、香りが優しい。なんて美味しいんだろう。

ステファノ曰く、アチェ-トバルサミコもパルミジャ-ノレッジャ-ノも、生産者や気候や様々な要因によって、味が違うものだから、積極的に味見して、好きな生産者を見つけるべきだそうだ。
そんな彼の夢は我が家の屋根裏でアチェ-トバルサミコを作ること。
パルミジャ-ノレッジャ-ノは、、さすがにムリだよね。
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by mimicarpi | 2008-01-21 00:18 | 食材

友達

私がイタリアに来てすぐ、まだイタリア語も話せなかった頃、一番に友達になったのは、同じモデナのイタリア語学校、ロマニカに通う友達だった。
私たちのクラスはモンゴル人と中国人と日本人の3名のみ。それもそのはず、超初級クラスで、冠詞から勉強するのはアジア人くらいだもんね。

モンゴル人のGさんはモンゴルの大学で英語講師をしつつ、外国人向けガイドもこなす働き者。3ヶ月留学し、イタリア語を習得した現在はイタリア語でもガイドをしている。
Dさんは中国で大学の法学部を卒業しているエリ-ト。大学卒業までは、モデナ郊外の工場で働いている両親の仕送りで何不自由なく育ったお嬢様だ。

私たち3人は仲良く、学校では(みんな英語が話せたけれど)イタリア語で話し、放課後はよく一緒に食事をして、モデナの町を散策した。
Gさんは帰国してしまってメ-ルのやり取りのみの付き合いだけれど、Dさんは数少ないイタリア在住の友人の一人だ。

在学当時、Dさんはロマニカの1ヶ月の学費は中国の大学の1年分の学費だと言って、両親に負担をかけないために学校近くの中華レストランに就職。住み込みでウエイトレスを始めた。
自分で稼いだお金で学費を払い、交通費の必要ない学校近くに住み込んだDさんを見て、私は感心した。すごい実行力だなあ。

その後、ロマニカでイタリア語を大分習得したDさんはロ-マにある中国人経営の洋服の問屋に就職。そのお店には様々な洋服のサンプルがあり、世界中のバイヤ-?が洋服を買いにくるので、英語もイタリア語も上達すると、彼女は現在の仕事に満足している。

そんな風に書けば彼女のイタリア生活は順風満帆で、苦労がなさそうだが、彼女はかなり苦労もしている。ちなみに今住んでいる家は3LDKタイプのアパ-トだが、中国人17人との同居らしい。以前遊びに行ったモデナのレストラン従業員用アパ-トは3家族同居なのに、トイレのドアがなかったしなあ。

そんな彼女から、久々に電話があった。
モデナのレストラン時代のお客さんだった工場の社長が中国語のできる従業員を探しているとのこと。仕事は広東省にある自社工場との連絡係らしい。
年末、モデナに戻った彼女に「秘書失格」話をしていたので、気にかけてくれたらしい。ありがたいことだ。

この話を受けるか受けないかはともかく、こうして離れても気遣ってくれる友達がいることはとてもありがたい。
実際、語学もできず、田舎の家に閉じこもって生活していたら、友達を探すのも一苦労だ。
イタリアに来てすぐロマニカで勉強を始めたお陰で、Dさんを始め、沢山の友人と知り合えた。
ちなみに1月は諸手続きや来客が多く、多忙だったので、学校は休んでしまったが、ボロ-ニャ小旅行に快く参加させてくれたり、本当に親切な学校だと思う。
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写真は学校の前で毎週火曜日に開かれるBio(有機食品)の市場。
午前中授業を受けて、すぐ買い物して帰れる主婦の味方です。
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by mimicarpi | 2008-01-19 18:43 | ロマニカ

イタリア人と結婚したら、、

私は東京都の出身で、母は完全な専業主婦だった。
母を見て、「結婚生活」をイメ-ジしてきた私は、結婚したら、やっぱり夫に生活費をもらい、子育てや家事全般を第一に考えていくべきだ、と思っていた。
我が家はわりと保守的な家庭だったので、私は中学からずっと私立のエスカレ-タ-式の女子校に通っていて、付属大学までいったら、お見合いして23くらいで結婚して専業主婦になるんだろう、と思っていた。

ところが、中国留学→ホテル勤務→台湾勤務→マルタ留学→日本語学校勤務とずっと国際的な仕事と留学を繰り返した私が32歳で結婚しようと思った相手はマルタ留学で知り合って約3年のイタリア人だった。
お金持ちのイタリア人ではなく、超庶民、自称「オペライオ」(労働者)のイタリア人。
13歳年上でホワイトカラ-じゃない人と結婚したいと私が言い出すとは、両親も夢にも思わなかっただろう。

私もステファノと私の生活観の違いはしっかり理解してから結婚したいと思っていた。
特にお金のこと。
ステファノの仕事は工場内の工業用機械の整備、修理、新しい機械の設置などだが、イタリアとしては結構高収入だ。(日本的に言えば全然高収入じゃないけど)
私は某有名英会話学校G社の経営する日本語学校で、中国語圏担当のマ-ケティング業務をしていたが、私が残業50時間してもステファノの基本給より安かったので、結婚後の生活拠点をイタリアに決めた。
結婚前に生活費のこと、お互いの貯蓄のことをしっかり話した。

私は当分生活するには十分な貯蓄を持っていたけれど、日々の食料や生活必需品を買う「生活費」はもらいたい、と主張した。(ブランド品を買ったり高級レストランで食事する場合は自分で払うけど)
ステファノは、それはかまわないけれど、彼の収入は子育てには十分ではないので、私にも仕事を持ってほしいと言った。

私のイタリア語力はゼロ、、。仕事なんて見つかるはずがない。
そこで、私は月500ユ-ロ以上するモデナの語学学校に5ヶ月ほど通った。
高い、、。でも公立の無料学校とは質が全く違う。レッスンが素晴らしい。
通いだして2ヶ月で簡単な会話が理解できるようになり、5ヶ月目で仕事の話をもらえるほどになった。(もちろんまだまだペラペラではないけれど)

私の場合、自分で10年も働いて、ある程度貯蓄もあったし、私立の学校に行く余裕もあったし、生活費をもらって、それなりに快適に生活できるが、ここ、北イタリアでは共働き夫婦のお財布が全く別の場合もめずらしくない。
もし何も知らずに結婚していたら、、と考えるとゾっとする。

大金持ちと結婚すれば、きっとそんな苦労もないのだろうけれど、私はショ-ウインドウのカシミヤのコ-トを見ては、決意を新たにする。

「今年は稼ぐぞ!」

ちなみに経済的自立を求めるステファノの家事に対する協力は素晴らしい。
しないのは皿洗いくらいだ。(キライらしい)
畑仕事と庭の手入れ、ゴミ捨ては全て彼がし、しかも料理もよく作る。
妻にも経済力を求めるようになってきた日本男性もこのくらい家事に協力的でないといけないのかもしれない。
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by mimicarpi | 2008-01-15 17:08 | イタリア生活


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