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モデナの食卓 Da Stefano


硬派イタリア人ステファノの超シンプルレシピとモデナ+信州生活
by mimicarpi
mimiのプロフィ-ル
イタリア、モデナ近郊の田舎町カルピからイタリア人の夫ステファノと、息子のルイジを連れて日本へ移住してきました。現在、二つのアルプスに囲まれた南信州に中古住宅を購入、イタリア気分が楽しめる宿をはじめました。キッチン付き民泊Da Stefano。日本にいても家庭内はイタリア語、食事も毎食イタリアンです。

宿の予約はairbnbか下記のメールでどうぞ。
miwakokageko@gmail.com
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ルイジと保育園

ルイジが保育園に通い出して1ヶ月。
すっかり慣れ毎日楽しそうに登園する姿を見ると微笑ましい。
家から2キロほどのところにある田んぼの中の保育園へは朝8時半に車で送って行き、ステファノの仕事が終わる5時過ぎまで預かってもらっている。
登園するとまずは園内で遊んで、おやつ、散歩、11時からお昼を食べて12時から2時間ほど昼寝をし、また園庭で遊んで、おやつを食べ、親の迎えを待つ生活をしているようだ。
ルイジの言葉はものすごく進歩していて、しかも日本語とイタリア語をちゃんと使い分けていて、本当に感心する。
土日は基本的にステファノと過ごすのでイタリア語で話すし、保育園や私とは日本語で話すので、語彙数はどちらも同じようなものだと思う。
電車、いっちゃったね、とか、チョコ食べるの、とか2語文がしっかり言えるようになったので意思の疎通もとりやすくなり、本当に良かった。
ちなみに山にかかる雲を見て、いつも「ふーもふーも」と言っているのは日本語の雲と言いたいのかイタリア語の「煙」の意味なのかちょっと考えてしまう。
きっとイタリア語なんだろうな、、
服も自分で着ようとするようになったし、だんだん赤ちゃんから子どもになっていく様子を見て、嬉しくもあり、寂しくもあり、、
先日は保育園の親子遠足で飯島町の公園へ行ったのだが、おたまじゃくしに夢中で、「ちゃかなー、ぺっしぇ、ほしいのー」と言いながら捕まえる様子がすごくかわいかった。
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ちなみにこれが保育園のお庭。タイヤの感じがなつかしいし、使い古した消防車とかが置いてあってちょっと東京にはもうない感じ。
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ちなみに保育園に払っているお値段は、
6月までが2009年度の収入に基づいて算出されていて、ステファノのユーロベースの給与(月2500ユーロくらい)から換算して月3万4千円。7月からは去年の収入(ステファノ無職)で換算するので、なんと月3400円!!これで給食代も込みとは、、、!!
これにプラスして、我が家は共働きで延長保育も頼んでいるので、延長代月5000円。
保育園代はイタリアより日本のほうが確実に安い気がする、、3歳以上はともかく、2歳児はみんな月500ユーロ弱払ってたもんなあ、、

イタリアと日本、どちらが生活しやすいか色々見ながら家族で考えて行こうと思う。
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# by mimicarpi | 2011-06-07 07:56 | 出産、育児

駒ヶ根の休日

休みのたびに、市役所への手続きやら、足りないものの買出しやらで全く落ち着かなかったのだけど、先日ついに休日を1日のんびり過ごすことができました。
午前中は借りた畑に夏野菜の準備をしつつ、
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ルイジは家の周りを散歩。
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昼食後、まず行ったのは職場から車で5分ほどのところにある釣堀。
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ルイジ、ついに釣りデビュー。
最近魚や鯉のぼりに妙に興奮するからね、、
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釣った魚はその場で塩焼きにしてくれました。もちろん炭焼きで、注文すれば鹿肉や猪肉も炭焼きにできるんだとか、、
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子どもイスもあって、ルイジもくつろぎました。
そこからすぐの地元のお菓子工場の直売上でアウトレット商品のドーナツを購入し、(工場見学もできて楽しそうなところです)ルイジが疲れて眠ったのを見計らって中沢地区といところの花桃の里へちょっとドライブ。(15分くらいですが)
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ここ、実はレストランのおじいちゃんが一人でこつこつと桃の木を植えて作った名所だそうだけど、本当に桃の花がキレイでした。

近場に自然がある生活はやっぱりいいかも?
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# by mimicarpi | 2011-05-07 07:41 | 日本移住

引越しました!

イタリアから戻って1週間で新居を決め、布団だけ車に積んで引越しし、10日目には私がフルタイムの正社員で働き出し、2週目までには住民票の移動や保育園の手続きを開始し、、
怒涛のスケジュールをこなしながら何度もイタリアののんびりした生活を懐かしみ涙したけれど、、
やっと新居にもネットやテレビが揃い(ソファがまだないけれど)少し人間らしい生活が送れるようになりました。
ルイジはあさってから慣らし保育開始の予定で、連休明けにはステファノも晴れて農家にバイトに行けることになったし、今回引っ越したマンションの大家さんから畑もお借りできたので、ステファノは好きな野菜がとりあえず作れるので、まあまあ理想に近い暮らしをしていけそうです。

新居にネットがなかったので、長い間ブログを放置してしまい、ご心配いただいた皆様、スミマセンでした。またちょくちょく更新していくので、よろしくお願いいたします。

ちなみに新居は長野県駒ヶ根市。東京よりも名古屋に近い場所です。
水も空気も野菜も果物も美味しいし、スーパーでも地元の豚肉、鶏肉、卵が簡単に買えて、それもすごく美味しい。
やっぱり食べ物は鮮度が大切(というか産地に近いのが一番)ですね!

新居からも(というか町中からだけど)山が見えます。中央アルプスと南アルプスだそうです。
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遊具のスケールも東京とは違って大きいです。コワイくらい、、でもルイジは大喜び!
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近所の公園は桜満開なのに、誰もお花見してません、、贅沢、、
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# by mimicarpi | 2011-04-25 07:46 | 日本移住

アリタリアとのやり取りと信じないイタリア人

原発事故が起こった時、日本中のみんながとても不安になったことは間違いないと思う。でも、遅れてとはいえ、政府は国民に必要な情報をそれなりに開示したと思うし、本当に危険な地域には避難を促したと私には思える。
もちろん「危険」の捕らえ方は様々で、東京が絶対に安全だとは私も思っていない。でも、諸事情で4月16日から長野県で働き出すことにした私たち家族としては、「少し早めに引っ越せば汚染程度もさらに少なくなるからルイジのためにもいいかな」くらいにしか、私は思っていなかった。

しかしイタリア人であるステファノの反応は全く違っていた。彼はイタリア大使館から「一刻も早い帰国、それができない場合は東京以南への退避」という指示を受けていたし、実際、大使館からは毎日5通以上のメールが来ていて、緊迫した感じだったし、イタリア語のニュース報道は大げさを通り越してウソと言っていいほどのものも数多くあった。
ちょうどその時、書き換えた日本免許証のイタリア語訳(これでイタリアで1年間運転できる)を大使館に取りにいったステファノは、半ばパニックになっているイタリア人やそれに対応してさらにパニックになっている女性スタッフを目撃し、それに「帰国のためのチャーター便を検討する会議」の話などを聞いて、更に不安になったようだ。

で、彼の出した結論としては「幸い今はまだ仕事も始まっていないのでとにかくイタリアへ一時帰国して、4月まで事態を見守り、日本へ戻る」ことだった。
もちろん私は全く納得していなかったが、ステファノは勝手にアリタリアで航空券を購入してしまった。しかも一時帰国を決めたのは3月17日だったのに、23日のフライトしか予約できず、(それでも3人で3000ユーロ以上)私は「そんな避難意味がない」と反対し続けたのだが、彼は聞く耳を持たない。私が「東京の放射線量はこんなに低い」と数値を見せても「政府の発表なんか信じられない」とのこと。そんな数値なんかウソ発表してもすぐバレるからウソなんかつかないでしょ、という私に「いや、本当のことを言うとパニックになるから言わないんだろう」というステファノ。
このとき、私は「イタリア人も政府を信じない人種なんだなあ」と思った。

それでもステファノは他のパニックになっている外国人よりは落ち着いた対応をしてくれていたと思う。大使館からのメールで「独自に技師を招いて放射線量を測定したところ、東京の放射性量は政府発表とほぼ同じだった」というメールが来てから「さすが日本。政府も正直」と更に日本の報道を信じてくれるようになった。
しかしそれでも帰国の意思は固く、18日に関空発のアリタリア便の空席をイタリア政府が押さえ、子どものいる家族に優先的に提供する」という連絡が来てすぐ、「それで帰ろう」と言い出した。

その時点でアリタリアのローマオフィスに23日出発の航空券のキャンセルを連絡すると、「キャンセルしてもこの航空券はキャンセルチャージが100%かかるから1円の返金もない」とのこと。
一人10万円以上の航空券でそれはありえないと私が主張し、東京のアリタリアオフィスに電話すると「キャンセルチャージは3万円で、それ以外の全額は払い戻される」とのこと。
言うことが全く違うのも納得がいかない。ウソ言ってもバレるって思わないのかなあ、イタリア人。

政府の押さえた帰国便で帰国しても、日本へ戻るときの航空券は自分で払わなければならないので、アリタリアのチケットをキャンセルして1円も戻らなかったらかなり痛い。
でも一人につき8万円以上帰ってくるなら23日まで待たずにすぐ特別便で帰りたい。
その時私たちは本当に二度とアリタリアではチケットを買いたくないと思うほどストレスフルなやり取りを強いられた。
結局東京オフィスのスタッフの「小さな子どもがいるならとにかく関空へ行って特別便に乗ったほうがいい。キャンセルは出発前で入れておくし、イタリアで払い戻しの交渉がうまくできなかったら再び東京オフィスで手伝う」とのアドバイスで18日朝からバタバタと関空へ向かい、その日の夜のローマ行きでイタリアへ帰ることになった。

イタリアではすでに自宅の固定電話やネット環境がなかったことから払い戻しは断念。先日日本に戻ってから再びローマオフィスに払い戻し交渉を再開。まずは東京オフィスからローマへ「チケットのキャンセルチャージは一人3万円」とのメッセージを入れてもらい、電話でそれを主張。
一人目のスタッフは「いや、こちらにはチャンセルチャージの記述がない」だの「上司に確認する」だので通話を引き伸ばして、30分後くらいに電話を切った。。。

二人目の男性スタッフは「はい、では180ユーロ払い戻しします」と言い放ち、「違う」と主張すると「わかりました、では800ユーロ払い戻します」
それも違う、、総額3000ユーロで9万円のキャンセルチャージとられても、どう少なく見積もっても2000ユーロは帰ってくるだろう」としつこく主張して、やっとちゃんとした返金を手に入れた。

っていうか日本人である私にはこの感覚って全く理解できない。屋台でもの買ってるわけじゃなくてちゃんとアリタリアっていう大企業なのに、なんでウソついてお金を取ろうとするの?そんなことしたら顧客を失って結局ソンすると思うのは私が日本人だから?
そしてステファノがなぜ日本政府のことも信用できなかったか思い当たった。
アリタリアですらこんな悪意のあるウソつくんだからそりゃ信用できないわ、、

ちなみに今回私たちがこんなに苦労したのは、ステファノがイタリア語のサイトで航空券を購入したから。もし日本語サイトで購入してたら、払い戻し手続きとかも東京オフィスの担当になってた様子。東京オフィスは電話がかかりづらいけど、スタッフは親切だった。というか普通だった。日本人だし。

というわけで、東京へ戻ったばかりの私たちは明日から新居探しで16日から出勤です。
間に合うのかね?

ちなみにルイジとステファノは時差ボケで朝6時に眠り初めて今午後2時だけど、まだ寝てます。

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# by mimicarpi | 2011-04-09 14:56 | その他

イタリア帰国?それとも計画続行?

地震がおきたその時、ルイジが昼寝中、私はネットをして、ステファノはトイレにこもってのんびりしていたのだが、突然、私の人生で経験した中で一番の揺れが始まった。
驚いたステファノはトイレから飛び出してきて、私もあわてて一応ルイジを抱きかかえたのだが、それでも眠り続けるルイジ、、すごい、、どんだけ深い眠りなのだろう、、?
揺れは長く、私の感覚では2分くらい続き、その間、歩くのも困難なくらいだったのだが、我が家は2階建ての戸建住宅だったので、食器などの被害もゼロ。同じ揺れでも高層マンションなんかは揺れも大きく、長くなるから大変だっただろう。
で、その後の津波による東北地方の惨状は本当に目を覆いたくなるようで、東京にいる私たちは節電をしたり、買占めしないようにしたり、募金をするくらいしかできないのだが、自分にできることを落ち着いてしようと思っている。

そして、その後始まった福島原発の問題、、日本国内ではとにかく政府の指示に従って落ち着いて行動するように、との報道が多いのだが、ヨーロッパでの報道は違うらしい。
地震発生からずっとイタリア大使館からかなりの量のメールが来ていて、日本語のわからないステファノはそれを一番信用しているのだが、地震、津波については「東京に危険はない」というメールが続いていたのだが、原発事故からその論調は一変。
国内退避を勧めるメールも届くし、何よりイタリア語の報道は日本の報道よりずっと強く危険を知らせている。
同じような事故が外国で起きたら、きっとその国の日本大使館も避難勧告を出すだろうし、納得はいくんだけど、東京人の私としては東京からも避難しなきゃいけないレベルだとはどうしても信じられない。
ヨーロッパ人はまだチェルノブイリの記憶が鮮明なので、とにかく過敏に反応する。(在日フランス人はパニックになったらしい)ステファノもチェルノブイリ事故の後は葉物の野菜は食べずにじゃがいもやにんじんばかり食べたそうだし、フレッシュチーズも販売禁止になったとか。(でもパルミジャーノを食べてしのげたらしいけど)
しかも今日本にいるイタリア人の知人、友人も軒並み一時帰国を考えていると聞き、ステファノも一時帰国を考えて航空券をチェックし始めた。

実はわたしたち、2月末に引っ越して3月から働く予定だったのだが、保育園の関係で予定を変更、4月から働くことにして、準備の真っ最中だった。
でも、イタリアへ帰らずとも、4月から働く予定の場所へ早く引っ越せば、福島原発からの直線距離は400キロ以上になり250キロの東京よりかなり安心だと思うんだけど、どうなんだろう?ステファノ曰く、チェルノブイリの後は2000キロ離れた場所までも有害物質が飛来したとか。でも健康に被害があるほど来たのか疑問だけど、、、、

そんな訳で地震による原発事故は思いもよらず、私たちの日本移住計画をもゆるがす事態に発展している。もちろん、津波や地震で家や家族を失った方たちに比べれば全く問題でもなんでもないけれど、コツコツ準備してきた日本移住。働き出す前にイタリア帰国じゃ少し残念だし、何より困難に直面している日本のみんなを残して自分だけ逃げることに罪悪感もある。
母や親戚も心配だし。
(もちろん東京は安全だとまだ信じているけれど)
こんなとき、国際結婚ってちょっと複雑だと思う。災害からの避難ですらこれだけ心が痛むなら、戦争が始まった国同士の夫婦とかは本当に苦しいだろうと思う。

東京からでさえ逃げようとしている夫を見ると、(もちろん家族の安全を考えてくれているのだけれど)福島原発で懸命に作業してくださっている作業員や自衛隊の皆様には本当に感謝するし、早く事態が収拾することを心から願う。
また、被災された方々が一人でも多く救われ、早く安全に生活できるようになりますように。

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# by mimicarpi | 2011-03-16 07:40 | 日本移住


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