モデナの食卓


硬派イタリア人ステファノの超シンプルレシピとモデナ+信州生活
by mimicarpi
mimiのプロフィ-ル
イタリア、モデナ近郊の田舎町カルピからイタリア人の夫ステファノと、息子のルイジを連れて日本へ移住してきました。現在、二つのアルプスに囲まれた南信州に中古住宅を購入、イタリア気分が楽しめる宿を作ろうと改装中。日本にいても家庭内はイタリア語、食事も毎食イタリアンです。

モデナのロマニカで勉強しました。留学やイタリア生活に質問などありましたら、お気軽にメ-ル下さい。
mimicarpi@excite.co.jp
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ

<   2008年 01月 ( 37 )   > この月の画像一覧

イタリア人の給与明細と生活の謎

イタリアに住んでいると言うと、よく色々な人に「いいですね」「素敵なところにお住まいですね。」「私もイタリアに住みたいわあ。」などとうらやましがられたりする。
まあその話題になるとほぼ100%の日本人がイタリアという国に何かしら肯定的なイメ-ジを持っていることに気づく。

中国に住んでいたときは「すごいですね。」「ええ!女性が一人で中国?ご両親が心配されるでしょう。」「中国語も話せるのですか?」「トイレにドアがないって本当ですか?」などほぼ100%中国に住むのは大変なことだ。=できれば住みたくない国だ。というような反応が帰ってきた。

つまり多くの日本人は、イタリアに住むことを「いいなあ。素敵だな」と肯定的に考えているようだ。

これに対して私はいつもこう答えている。
「ええ、イタリアは気候や食事や景色は素晴らしい国ですよ。」(決して住みやすい国とは言えないけれど)という言葉は親しくない人の前では飲み込むことにしている。

イタリアは観光するには本当に素晴らしいところだと思う。美味しい食べ物、親切な人々、歴史的な町並み、素晴らしい美術館、そして美しい自然!

イタリアという国は本当に不思議な国だ。一番不思議なのは庶民の生活。彼らのサイフの中身だ。
私が日本語教師の仕事を探していたとき、知り合いの教師に給与水準について聞いてみた。「時給制でなく正式雇用された教師の月給は約1130ユ-ロ、時給制の教師はイタリア語の場合時給8ユ-ロから」とのことだった。

イタリアは税金や社会保険が非常に高い。私は税制の詳しいことは知らないが、ステファノの給与明細を見たとき、その額面と手取額の差に愕然とした。
例えば、ステファノの手取り額を20万円と仮定すると、額面は35万円くらいの比率だった。(あくまで仮定の話で本当の給与額ではないけれど)
じゃ、40%くらい国に納めているなら、社会保障は素晴らしいか、、というともう最悪。

例えば、ステファノは仕事中膝を痛めてしまい、足を引きずらないと歩けないくらい痛む。
ホ-ムドクタ-の診察は無料だが、ホ-ムドクタ-は簡単な診断書と紹介状を書くだけで、実際的な処置はほとんどしてくれない。
ホ-ムドクタ-の診断書を持って地元の病院に検査(特殊なレントゲン)に行ったら「5ヵ月後」の予約が取れた。

5ヶ月も片足で工場勤務はできないので、私立の膝専門医のいる病院を片っ端からあたって、少しでも早く検査ができる病院を探す。
初診料平均1万5千円。モデナとカルピ中の病院をあてって、医者の言うとおり月7万円で膝のまわりの筋肉を増やす機械もレンタルした。
先月彼は膝治療に14万円は費やした。(でも全然よくなっていない)

2ヶ月経過した今週、ついに隣町のレッジョエミリアですぐ検査をしてくれる病院を見つけた。
検査の結果によって、ステファノはスイスでの手術も考えている。
イタリアよりサ-ビスが迅速だから、、。

もしもステファノが教師で借家住まいだったら、1130ユ-ロの給与から家賃500ユ-ロ
を払って食費に200-300ユ-ロかかったらこんな治療にお金をかけられない。
ちなみにステファノの勤める工場の初任給は800ユ-ロ。この金額は決して特別少ない訳ではない。フェッラ-リなど有名企業でも労働者の初任給は同じ水準と聞いている。

一体彼らはどうやって生活しているのか?
どうやってバカンスにメキシコに行ったり、子供を育てているのか?どうして週末のレストランは満席で予約がないと入れないほど混雑しているのか?
もし夫婦に子供が一人いたら1000ユ-ロ程度の所得では家賃を払ったら外食する余裕など全くないはずだ。
恐ろしいことにイタリアに「扶養家族控除」は存在しないらしい。
これじゃ出生率が上がる訳がない。

イタリアは「給与水準が低い」と思っている日本人も多いが、ユ-ロ高の現在、税引き前の額面で言えば、イタリアの給与は決して少なくないと思う。
これで、社会保障がしっかりして、退職後の年金も問題なくもらえ、医療費も、学費も無料であれば、十分生活していけると思う。

問題は政治や税制がメチャクチャで、社会保障が上手く機能していないのに、税金が異常に高いということだと思う。
ステファノはいつも政府のことを「泥棒」だと言う。
電車の中でも同様の落書きを見たことがあるけれど、本当に彼らは税金泥棒だと思う。

たまたまステファノはリラ時代に家を買っていたし、工業地帯モデナでは優良職種の機械エンジニアだったので、我が家はそれなりに生活していけるが、大卒でもまともな職が見つからず、海外に働きに行く人が沢山いるこのイタリアの現状、、。

それでもあなたはイタリアに住みたいですか?
私たちはステファノの定年後、東京近郊(長野や山梨かな?)に小さな家と畑を買って農作業と温泉を楽しみたいと思ってます。
d0140003_18215271.gif人気ブログランキングへ
[PR]
by mimicarpi | 2008-01-31 17:58 | イタリア生活 | Comments(13)

サルシッチャとファジョッリのポレンタ

冬になると北イタリアの食卓に頻繁に登場する「ポレンタ」はとうもろこし粉。
熱々のス-プやお湯でポレンタをよく練って、トロっとしたところにチ-ズやラグ-をかけて食べると体の芯まで温まって最高に幸せな気分になれます。
余ったポレンタはカリカリに焼いてパンチェッタ(イタリアのベ-コン)や生ハムを乗せてアンティパストにしてもとても美味しい、まさしく変幻自在の万能食。(ほめすぎかしら?)
ステファノの作るポレンタはとってもシンプルで、具は豆と玉ネギとサルシッチャだけ。
でもとっても美味しいので、作り方を紹介します。

材料
玉ネギ1
ファッジョリ小1缶(インゲン豆の缶詰)
サルシッチャ2本(イタリアソーセージ)
トマト缶1缶
塩コショウ

作り方
1 玉ネギは薄切りにして、フライパンでよく炒める。玉ネギがしんなりしたら、切ったサルシッチャを入れ、一緒に炒める。
2 サルシッチャに火が通り、バラバラになったら、ファジョッリとトマト缶を投入し、30分ほど煮込む。
3 サルシッチャのトマトソ-スができたら塩、胡椒で味を調える。
4 鍋に水カップ4と塩、オリ-ブオイルを入れ沸騰させる。
5 お湯が沸騰したらポレンタ粉を1カップ入れ、よく混ぜる。トロっとしてきたら木ベラでよく練りながら約40分(ポレンタ粉の種類によってはもっと早くできるものもあり)火にかける。
6ポレンタをお皿にトロっと盛り付けて、その上から豪快なサルシッチャソ-スをかけ、パルミジャ-ノを削りかけてできあがり。

私が作るときはラグ-を作る要領で、豚肉でなくサルシッチャを使い、最後にトマト缶を入れるときにファッジョッリも入れます。ラグ-のように作ると、ワインやミルク、セロリ、ニンジンも入って味に深みが出ますが、ステファノは「男のレシピ」なので、そんな凝ったことはせず、トマトと玉ネギとサルシッチャと豆の直球勝負です。
これはこれで強い味どうしバランスがとれていて美味しいです。
今日はステファノが残業で8時過ぎに帰ったので、腹ペコだったため、写真を撮るのを忘れて食べてしまいました!かわりにレストランで食べた猪のポレンタの写真をどうぞ。
d0140003_541083.jpg

d0140003_564592.jpg

こちらは左手前にあるのがポレンタをカリっと焼いたアンティパストです。
簡単にできてとっても温まるメニュ-なので、もしポレンタ粉を見かけたら、是非お試し下さい。
d0140003_5103043.gif人気ブログランキングへ
[PR]
by mimicarpi | 2008-01-31 05:14 | セコンド | Comments(4)

マントヴァのお楽しみ

日曜日、回復したステファノが車を出してくれたので、日本から来てくれたお友達とマントヴァへ遊びに行って来ました。
マントヴァはステファノが釣り用の小さなボ-トを所有している湖があるので、私たちが非常に良く行く町です。
この日は買い物したいというお友達のリクエストにお応えして、まずアウトレットへ行きました。
アウトレットでは70%オフでラルフロ-レンのサングラスを購入。シルクのブラウスも50%オフで購入し、かなり良い買い物ができました。

マントヴァのアウトレットにはグッチやプラダなど、イタリアを代表するような高級ブランドはありません。我が地元カルピのブランドはいくつも出店していますが、日本人が喜ぶような有名ブランドはロメオジリくらいでしょうか、、。
ただ、ここではジ-ンズもニットも割と上質なイタリア製のものがほとんど40ユ-ロ以下で買えます。ブランド名を求めないなら楽しい買い物ができるかも。

その後、アウトレットを後にして、マントヴァのテ宮殿に行きました。
d0140003_6281560.jpg

ここにはジュリオロマ-ノという画家が書いた「巨人の間」といわれる強烈な部屋があって、前回ステファノと訪れたときも、私はものすごくこの部屋が気になっていました。
残念ながらテ宮殿は館内撮影禁止なのですが、巨人の間について、というかテ宮殿の解説があるホ-ムペ-ジを見つけたので、興味がある人は参考にどうぞ。

http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/041211.htm

d0140003_6374973.jpg
イタリアによくある天井に描かれたフレスコ画と違い、部屋全体に描かれた神々と巨人族の異常な迫力が何度訪れても感動(というか想像力)を与えてくれるので個人的に大好きな宮殿です。マントヴァに来たら是非訪れてみて下さい。町の中心にあるゴンザ-ガ家の居城、ドゥカ-レ宮殿にはみんな立ち寄るようだけれど、テ宮殿は無視されがちなのが悲しい、、。

また、マントヴァにはカボチャを包んだ生パスタやリゾット、カワカマスという川魚などの名物料理があり、食事をするにも楽しいところです。ちなみに私とステファノがよく行く店は「駅」という名の食堂で、名物はマントヴァ風リゾットです。






d0140003_6483758.jpg

このリゾット、水分がずいぶん少なく、パラパラした食感が独特です。豚肉のソ-セ-ジが入ったリゾットに、好みでパルミジャ-ノレッジャ-ノをかけて食べます。
合わせるワインはやっぱりモデナと同じランブルスコ。
マントヴァはロンバルディア州にあるけれど、エミリアとの境に位置するので、食文化も近いものが沢山あります。
カルピからマントヴァは各駅停車の電車で1時間弱。休日の小旅行にはぴったりの場所です。
d0140003_2031575.gif人気ブログランキングへ
[PR]
by mimicarpi | 2008-01-30 07:04 | 小旅行 | Comments(4)

ヴェロ-ナで馬肉三昧

インフルエンザもすっかりよくなった私は、最近立て続けに友人がイタリアへ来てくれて、忙しく遊びまわっています。
ステファノは熱は下がったものの、まだ本調子ではないので、かわいそうに家でお留守番。悪い妻でごめんなさい。

昨日は台湾フェラ-リのセ-ルスマネ-ジャ-をしている友人が会議でモデナへやって来たので、一緒にお食事をして来ました。
彼はお土産に台湾の美味しいウ-ロン茶を持ってきてくれて、とってもうれしかった、、。

そして一夜明けた本日はマルタ留学中に知り合った日本人の友人が遊びに来たので、一緒にヴェロ-ナへ観光へ行きました。ヴェロ-ナではパドヴァ出身のイタリア人(その日本人の友人のロンドン留学時代のお友達らしい)が合流して、ヴェロ-ナを案内してくれました。

ヴェロ-ナには野外劇場としてオペラなどの上演にも利用されるロ-マ時代の遺跡があります。
d0140003_694350.jpg

それにロミオとジュリエットのジュリエットの家が有名な観光地ですが、落書きだらけでかなり汚かったので、写真は載せないでおきます。

アペリティボを楽しんでから、ヴェロ-ナの郷土料理を出すレストランに移動し、ゆっくり食事を楽しみました。
d0140003_6401885.jpg

プリモには鴨の手打ちパスタ、そしてセコンドには私は馬肉の煮込みをポレンタというとうもろこしの粉を練ったものと食べる料理を、友人は馬肉のステ-キを食べました。
ヴェロ-ナは馬肉が有名のようで、生の馬肉もメニュ-にあったし、ロバも、カタツムリもあり、なんでも食べる食いしん坊のイタリア人に脱帽。

カステルベッキオという古城が博物館になっていたので、ゆっくり見学して帰ってきました。
d0140003_6202969.jpg

古城からの眺め。

カルピからヴェロ-ナは各駅停車の電車で1時間40分。交通費は片道5ユ-ロ弱ですが、エミリアロマ-ニャと違いヴェネトにあるヴェロ-ナにはヴェネツィア風の文化も沢山見られ、面白かったです。
[PR]
by mimicarpi | 2008-01-27 06:25 | 小旅行 | Comments(3)

モデナ風オムレツ

卵料理は時間もかからず簡単で、ステファノのお得意レシピがいくつもある。
このオムレツのレシピはステファノが作った「ポロネギのフリッタ-タ」というネギ入り卵焼きを私がアレンジしたものです。

材料
卵 3個
パルミジャ-ノレッジャ-ノ
ポロネギ1本(玉ネギでもOK)
塩、胡椒

作り方
1 ポロネギを薄切りにして鍋に入れ、オリ-ブオイルと水を少し入れたフタをして蒸し焼きにする。ネギにしっかり火が通り、甘みが出てしんなりし、ジャリジャリ言わなくなるまで、20分くらい火を通しておく。
2 卵と削ったパルミジャ-ノをボウルに入れて混ぜ、好みで塩、胡椒を加え味を調える。
3 2のボウルに1のネギを加えフライパンかオ-ブンで焼く。

写真では残りもののトマトと赤パプリカのソ-スをかけていますが、これ、もっと美味しいのはアチェ-トバルサミコです。写真を撮ってから食べる時には残り半分のスペ-スにちゃんとバルサミコを垂らしたんですよ。

私は日本風のオムレツが好きなので、ボウルに全ての材料を混ぜてしまわず、フライパンのネギの上にボウルの卵を流し入れて焼き、普通にオムレツを焼くように作っています。
変わった感じにしたい時には型に入れてオ-ブンで。それも美味しいです。

また、モデナのレシピ集を読んでいたら、「王室風オムレツ」としてよく似たレシピがありました。こちらは重曹を入れているのと、ネギが玉ネギというのが違いですが、、、。
ちょっと変わったオムレツが食べたい時、是非お試し下さい。

d0140003_374635.jpg


[PR]
by mimicarpi | 2008-01-25 03:09 | セコンド | Comments(0)

帽子にまつわる二つの話

かなり長いこと、インフルエンザで寝込んでいましたが、本日より、完全復活しました。
ご心配いただいた皆様、ありがとうございました。
が、本日より、ステファノが高熱にうなされています。
今夜はステファノが作ってくれたのと同じ病人食を準備してあげ、自分はちゃっかりトルッテリ-ニを食べてしまいました。

さて、38度5分の熱と頭痛に悩まされているステファノ、症状は全く私と同じなのですが、正反対の行為をして、私を驚かせてくれました。
熱による頭痛を緩和させるために私がとった行動は氷枕。保冷剤をタオルでくるんで頭にのせていたのですが、ステファノはというと、「毛糸の帽子」をかぶって寝ていました。

それも小学校のスケ-ト教室でクラスメ-トがお母さんの手編みの帽子をかぶっていたのを思い出すような、かわいらしいトンガリ帽子みたいな毛糸の帽子でした。
「な、何してるの?頭痛いなら冷やしたら?」
と聞くと、
「いや、頭痛いから帽子かぶってるんだよ」
との返答。
まあ、好きなようにさせておきましょう。

もう一つ昨日の夜のニュ-スで印象深い「帽子」を目撃しました。
そのニュ-スは「超危険!おじいさん、ボロ-ニャからパルマまで高速道路の120kmを逆走」というニュ-スでした。(正確な地名は覚えていないけれど、確かそのあたりだったかと。)高速道路で120kmもの距離を逆走して、本人は全く気づいていなかったそうです。恐ろしいですねえ。そのおじいさん、やっぱり帽子をかぶっていました。

私は免許の書き換えが済み次第、車を購入して自分で運転する予定なので、現在も時間があるとステファノと運転の練習をしているのですが、ステファノの教えの中に、「ドライバ-が帽子をかぶっている場合は警戒する。決して近づくな」というものがありました。
この地方の老人は運転中も帽子をかぶるそうなんです。つまり帽子ドライバ-=かなりの高齢者という法則です。
確かに帽子ドライバ-の運転は突飛なケ-スが多いので、この「逆走おじいさん」の帽子を見て、「やっぱりな」という気持ちと「ボケすぎでしょ」という気持ちで複雑でした。
ちなみにこの高齢者ご愛用の帽子は毛糸タイプではなく、つばが全体にある「ハット」タイプのものですので、悪しからず。

皆さんもイタリア旅行で運転する場合は、帽子ドライバ-にご注意下さいね。
[PR]
by mimicarpi | 2008-01-24 04:33 | イタリア生活 | Comments(4)

カラスミと小エビのパスタ

豚肉王国モデナに住んでいるとたまに、どうしても海のものが食べたくなることがある。
魚、エビ、、なんでもいいから海のものが食べたい!!
でも魚屋さんの魚は予想以上に新鮮さに欠ける。
そんな時のために、この「海のものが食べたい病」の発作の特効薬として家においているのが、粉末カラスミと冷凍エビ(殻つき)
そりゃ新鮮なエビで作ったパスタとは比べようがないけれど、カラスミのまったりした風味をエビのカラから出る海の香りのダシで結構満足できます。
保存も効くから常備できるし。
作り方はとっても簡単、所要時間15分

材料(1人前)
ニンニク1かけら
乾燥ペペロンチ-ノ(乾燥赤唐辛子)1
オリ-ブオイル
カラつきの小エビ5,6個
粉末カラスミ大さじ2
イタリアンパセリ少々
白ワイン少々

作り方
1 フライパンにオリ-ブオイルを多めに入れ乾燥ペペロンチ-ノとニンニクを入れ、こげないように熱する。良い香りがたってきたら、ペペロンチ-ノとニンニクは取り出して捨てる。
2 背ワタと手足を取ったエビをカラのついたまま1のフライパンに入れ、白ワインを少々たしてフタをし、じっくり火を通す。エビに火がとおり、アルコ-ル分が飛んだら火を止めておく。
3 パスタをゆでる。パスタは海水の濃度くらいの塩水でゆでていく。茹で上がりの1分前に火を止め、ザルにあげる。
4 2のフライパンにパスタをあけ、粉末カラスミを大さじ2、イタリアンパセリを入れ、強火で熱しながらソ-スに絡めていく。約1分で、エビのダシ汁ソ-スとカラスミ、パスタが一体になったら火を止め、できあがり。

d0140003_21242531.jpg


なぜエビの殻をむかないかというと、エビは殻がついていたほうが絶対美味しいダシが出ると思うからです。しかも私が使ってる冷凍のエビは、日本だったら「こんな小さいエビなんて」と見向きもしないような貧弱なエビ。カラもそのまま食べられます。(食べなくてもいいけど)
今回はスパゲッティで作りましたが、ショ-トパスタにもなかなか合います。

ステファノはカラスミがあまり好きでないので、このレシピは私一人のお昼ごはん用。(だからレシピも1人前なのです)ステファノの大好物はスカンピ(手長エビ)のトマトソ-スのパスタです。こちらのレシピはまた今度ご紹介しますね。
[PR]
by mimicarpi | 2008-01-22 21:32 | プリモ | Comments(0)

お買い物の話

我が家で食材を買うときは、もちろんス-パ-も利用するが、専門店や農家に直接に行くことが日本よりはずっと多い気がする。
特に我が家は郊外で、近所が畑なので、季節に応じて、サクランボ、スイカ、メロン、葡萄、プラム、桃、洋ナシなど近所の畑で購入している。

また牛乳もお店で買わず、近所の牧場に買いに行く。牧場に搾りたて牛乳の自動販売機があって、牛乳が買えるのだが、サラっとして、でもコクがあって本当に美味しい。
d0140003_17562885.jpg

その他、アチェ-トバルサミコもアチェタイア(生産元)から直接買うし、プロシュ-ト(生ハム)、サラミも農家で作った手作りのものを農家に買い付けに行く。パルミジャ-ノレッジャ-ノもチ-ズ生産農家から直接買うのが彼の楽しみだ。

オリ-ブオイルについてステファノは「トスカ-ナのものが美味しいんだよ。やっぱり標高が関係していて、モデナのような低地では美味しいオリ-ブオイルは作れないんだ」と力説して、一時期オリ-ブオイルをトスカ-ナから取り寄せていたが、最近モデナの農家の販売所で「しぼりたてオリ-ブオイル」を見つけて、試しに買ってきた。まだ試していないけれど美味しいのかなあ、、。標高はいいんですか?ステファノ?

牛肉についても「トスカ-ナの決まった農場」の牛肉を食べたいそうで、ブロ-ド用以外で牛肉をス-パ-で買ったことはない。(このトスカ-ナの農場に行くと死ぬほど牛肉を食べて、しかも肉をものすごく買い溜めしてくる)

我が家のパンは決まったパネッテリア(パン屋さん)で買うし、生パスタも作る気力がないときは決まった生パスタ屋さんで買うので、こうなるともうス-パ-に頼らないといけない食材なんてほとんどない。

東京の我が家でも子供の頃は八百屋さんがあって、魚屋さんがあって。豆腐屋さんがあって、それぞれが配達もしてくれて、良い時代だったけど、今はみんなス-パ-。「どこどこのお豆腐屋さんが美味しい」なんて言葉は聞かなくなってしまってちょっと寂しい。

私はまだ車が運転できないので、一人で農家に買い物に行けないので、町のお肉屋さんやチ-ズ屋さん、食品専門店に行くのが大好きだ。彼らはその食品のプロだから、色々アドバイスもくれるし、美味しい調理法も教えてくれる。
それに何より、町のブランドショップでは私の財力では何も買えなくても、食品屋さんではなんでも買える!
いつもよりちょっと高級な食材を手に入れたら、ちょっと贅沢な買い物を楽しんだ気分で、ステファノが「いつものより美味しい」と言って喜ぶ顔を想像しながら家路に着く。
イタリアの買い物の楽しみ方はブランドショッピングだけじゃないんです。
d0140003_18245627.jpg

[PR]
by mimicarpi | 2008-01-22 18:34 | イタリア生活 | Comments(5)

鶏肉のハ-ブ、レモン風味オ-ブン焼き

このレシピはステファノの親友でもあり、私の結婚式の証人も務めてくれたマリアが教えてくれたもの。マリアは来客用に鶏腿肉を使っていて、「悪魔のチキンって言うの」と解説してくれたけれど、貧乏臭く私たちはいつも「手羽先」で料理。悪魔どころか「手羽先の塩焼きレモン風味」って居酒屋にも出てきそうなアレンジになってしまってます。

材料
じゃがいも 大2個
鶏肉の手羽先300gくらい
レモン半分
ロ-ズマリ-、セ-ジ
オリ-ブオイル

作り方
1 じゃがいもは洗って、皮付きのまま下茹でし、火が通ったら皮をむき、厚さ1,2センチにスライスして容器にひく。
2 鶏肉は羽をむしり(もしくは焼ききり)ハ-ブ類を散らしてオリ-ブオイルをかけ、味を馴染ませておく。
3 1のじゃがいもの上に2の鶏肉とレモンをのせ、塩を振って170度に熱したオ-ブンで約30分、その後鶏肉をひっくり返して約30分、合計1時間焼く。

あっさりしてものすごく日本人好みの味付けのうえに、白ワインに合います。
また、鶏肉から落ちた余計な脂とその旨みがジャガイモにまわって、オ-ブンで端が少し焦げたりして、至福の味わい。
我が家ではレモンがない場合はパンチェッタを散らしたアレンジで調理します。少しコッテリするけれど、ホクホクのジャガイモとパンチェッタも相性がいいので、捨てがたい、、。
またイタリアでは手羽先は超お買い得なので、家計にも優しいメニュ-です。
写真の手羽先は1ユ-ロ10セントでした、、。安いなあ。
d0140003_17394132.jpg

[PR]
by mimicarpi | 2008-01-21 17:42 | セコンド | Comments(0)

パルミジャーノレッジャーノ

我が家の食卓に欠かせない食材の一つ、パルミジャーノレッジャーノ。
モデナ、レッジョエミリア、パルマを中心に、ポ-川以南で作られるハ-ドタイプ、長期熟成のチ-ズだ。
熟成期間は最低1年、最高4年。熟成期間が終了すると、チ-ズ検査師がやってきて、チ-ズをチェック。そのチェックに合格したもののみ、外皮の部分に合格印を押され、「パルミジャ-ノレッジャ-ノ」の名を冠することができる。

我が家ではいつもパルミジャ-ノを1キロ買いする。一番よく食べるのはステファノの働く工場と同じ町にあるBioのパルミジャ-ノ生産業者のもの。ロマニカの課外活動でも一度見学に行ったのだが、近郊の6箇所の牧場から、それぞれ無農薬の牧草で育った牛のミルクを買い入れ、それぞれの牧場ごと、混ぜずにチ-ズを作るそうだ。そうすることによって、どこかの牧場のミルクに問題があった場合はその牧場のミルクで作ったパルミジャ-ノのみを処分すればいいから、と。なるほど。
しかも冬の少ない牧草を食べた牛のミルクからは美味しいパルミジャ-ノレッジャ-ノはできないので、冬はパルミジャ-ノを生産できないのだとか。
季節による牛のコンディションもチ-ズ作りに深く関係してくるなんて、奥が深いなあ。

我が家ではいつも24ヶ月ものか36ヶ月ものを購入。ステファノは36ヶ月が好きみたいだけれど、36ヶ月は製造所でも売り切れのことも多いので、そんなときは24ヶ月ものを購入する。
パルミジャ-ノレッジャ-ノは古くなるほど、味わいも深く、硬さも硬くなる。12ヶ月のものはやわらかすぎて、削るのは難しいし、香りも味わいもやっぱり36ヶ月には遠く及ばない。
我が家では夕食の支度を始めるとき、空腹だと、パルミジャ-ノをちょっと切ってパクリ。
お客様が来たときは36ヶ月のパルミジャ-ノに12年のアチェ-トバルサミコトラディツィオナ-レをたらしてハム類と一緒にアンティパストに。
パスタ類に削りかけたり、リゾットにも。
まさしくなくてはならない万能食材だ。
ところで、日本では「パルメザンチ-ズ」と言われる粉末チ-ズを魚介のパスタにかけて食べる人も多いだろう。
だがイタリアでパルミジャ-ノを魚介類と食べることはご法度だ。
何人もの日本人の友人がイタリアのレストランでスパゲッティボンゴレにパルミジャ-ノをかけようとしてとめられている。ステファノ曰く、「合わない組み合わせ」らしい。食べたこともないらしいのに。

ステファノは山にドライブにでかけたとき、パルミジャ-ノレッジャ-ノの看板を見かけると、絶対にその生産農家に買いに行く。我が家でよく買う生産業者のものは平地のものだけれど、山の牛はエサも良く、暑さも厳しくなく、優しい味がするそうだ。
そんな訳で先日もいつものチ-ズが1キロあるのに、山の上の農家でさらに1キロのパルミジャ-ノレッジャ-ノを購入した。
確かに塩分がきつくなくて、香りが優しい。なんて美味しいんだろう。

ステファノ曰く、アチェ-トバルサミコもパルミジャ-ノレッジャ-ノも、生産者や気候や様々な要因によって、味が違うものだから、積極的に味見して、好きな生産者を見つけるべきだそうだ。
そんな彼の夢は我が家の屋根裏でアチェ-トバルサミコを作ること。
パルミジャ-ノレッジャ-ノは、、さすがにムリだよね。
d0140003_013049.jpg

[PR]
by mimicarpi | 2008-01-21 00:18 | 食材 | Comments(0)


検索
最新のトラックバック
クラシックなトラクター
from トラックドライバーの日常
寒波襲来
from 森の国
逆子を治す体操
from 逆子を治す体操
ロールケーキ好きが作るロ..
from サイノメ
ライフログ
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧